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クレジットカードの基礎知識

現代は「カード社会」といわれ、クレジットカーやキャッシュカードなどさまざまなカードが利用されるようになりました。
なかでもクレジットカードの発行枚数は2億6千万枚を超え、成人1人あたり2.6枚を所有している計算になります。
最近ではインターネットでの買い物や、保険契約が簡単にできるようになり、今後もカードを利用する機会が増えていくでしょう。
また主題とは離れますが、ビットコインと呼ばれるインターネット上の仮想通貨の登場で実際に現金で取引する事がますます減っていくのではないでしょうか?
クレジットカードは商品やサービスが必要な時にすぐ手に入ります。言い換えると将来の自分への負債(借金)です。
無計画なカード利用による多重債務や返済不能にならぬよう、また盗難や紛失に対処するためにカードに対するリテラシーを身に着ける必要があります。

クレジットカードの仕組み
 
クレジットとは「信頼」を意味しています。カード会社がカード利用者の信用を基に、加盟店へ信頼を提供している感覚です。
加盟店からすれば、たとえカード利用者が支払いをしなくてもカード会社が補償することになっているため現金不要で売買が成立します。

 
カード利用者、カード会社、加盟店それぞれのメリットをまとめると。
 
 
カード利用者
・現金がなくても商品やサービスを購入できる
・1回払いの場合、支払いを遅延することが出来る
・分割、リボ払いなど支払い能力に応じた返済が可能になる

 
加盟店
・販売機会が増える(現金が不足していても購入してもらえる)
・客単価の向上(同上)
・販売情報などマーケティングに利用できる
・現金を扱わないため、現金化不足がおこらない(釣銭ミスなど)
 

カード会社
・加盟店から手数料を受け取れる
・分割、リボ払いの場合、カード利用者から分割払いの手数料を受け取れる
こうやってまとめると3者ともメリットがあることが良くわかります。

 

 
カードの加入方法を簡単にまとめると、申込用紙に個人情報を記載し身分証のコピー共にカード会社へ送付。
個人情報を基にカード会社が審査を行い、審査に通れば申込者にカードを貸与する仕組みです。
 
 
カード使用で一番注意が必要なことは、自信の返済能力をこえるカード利用をしない事です。
また、分割やリボ払いにした場合の手数料(金利)を理解することが必要です。
 
特にリボ払い(リボルビング)は、毎月の支払額を一定にすることができ、さらにリボ払いを重ねても支払金額が増えないため使いすぎを認識しにくいとうデメリットがります。

いつのまにか残高が増え、延々と返済をしなければならない、また残高が多い分利息も多く、毎月一定額の返済では利息の返済ばかりで元金が減っていかない状況にもなりかねません。
ですから極力リボ払いはしない事が必要ではないでしょうか。

 
 

カードのセキュリティ

 
カード裏面にサイン欄がありますが、あなたはサインをしていますか?
万が一盗難・紛失で不正利用された場合サインがないと損害額が補償されません。またカード登録時に4桁の暗証番号を登録しますが、この番号を誕生日などご自身に関連する番号は避けましょう。
 
 
近頃はカードの不正使用や、偽造などとともにネットワーク上でカード情報を抜き取られたり、加盟店の端末から情報を写し取る「スキミング」と言われる犯罪も増加しています。
 
 
自分だけでは対応できない事もあるため、毎月定期的に送付されるカード利用明細を必ず確認し、覚えのないものがあった場合は速やかにカード会社へ連絡する事が必要です。
 
 
紛失、盗難などにあった場合
1あらかじめカード会社の緊急連絡先を控えておき速やかに連絡しカード利用を停止してもらう。
2警察に「紛失届」、「盗難届」を提出し証明書を発行してもらう。これは他人にカードを不正利用したときに自分が被害者であることを立証するためです。
 
 

さいごに

その便利さゆえに、ますます利用機会が増えていくクレジットカードですが便利な反面、使い方を誤ると思わぬデメリットがある事にお気づきではないでしょうか?
冒頭でも記載した通り、カード利用に関するリテラシー(前提知識)を身に着けていただき上手に利用していって欲しいです。
今回の記事があなたのマネーライフの一助になれば幸いです。

 

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