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確定拠出年金・iDeCo(イデコ)で金融商品を選ぶポイント

iDeCo(イデコ)に加入したのですから、どうせなら少しでも多く利益が欲しいと考えるのが人情。
今回はiDeCo(イデコ)で金融商品を選ぶポイントを考えてみます。

iDeCo(イデコ)運用でのポイントは分散投資である

 
iDeCo(イデコ)で購入できる金融商品には大きく分けて2種類あります。
まずは、積み立てた額が減らない【元本確保型】
次に、積み立てた額が運用成績により変動する【元本変動型】
 
最終的にはこれらの金融商品を組み合わせて積み立て運用をすることが大切です。(専門的にポートフォリオと言います)
ではそれぞれ確認してみましょう。
 

元本確保型商品と元本変動型商品の特徴

元本確保型商品とは

読んで字の通り、積み立てた元本が確保される商品です。
例えばリーマンショックと同じような相場の下落がおきたとしても元本はそのまま確保されます。
しかし、逆にバブル時のような好景気が訪れたとしても、利幅が少ないため元本が大きく増えることはありません。
リスクを取らない安定志向な投資をしたい方に向いています。
元本確保型の商品としては、定期預金や保険があります。
 
元本変動型商品とは
 
こちらも名前の通り、相場の動きに応じて元本が変動する商品です。
リーマンショック級の相場の下落が起きると元本も減少し、
バブル相場になった時、元本も合わせて増加します。
元本変動型の商品としては、投資信託になります。
 

投資信託とは

投資信託とは投資家(確定拠出年金加入者である、あなたです)から資金(あなたの積み立てたお金)を集め、
投資の専門家(ファンドマネージャーと言われます)が運用し利益を分配する仕組みです。
投資信託によって投資する対象には株式、債券、REITなどがあり、また運用方法の違い(インデックス型・アクティブ型)があります。
 
アクティブ型は、相場の変動(ベンチマーク)を上回る運用成績を目標とする投資方法になります。
その分手間がかかるため信託報酬が高めに設定されていますが実際は運用成績が市場平均の事もあります。
これに対して
インデックス型(パッシブ運用とも言われます)は相場(ベンチマーク)に連動した運用成果を目標とした投資方法です。
信託報酬は低めに設定されていますが、市場平均以上のリターンになることは少ないでしょう。
インデックス型にはさらに4種類の投資方法に分かれますが今回は割愛します。
 

iDeCo(イデコ)は分散投資がおすすめな訳

iDeCo(イデコ)で始めて投資を行う人も多いでしょう。
経験がないからリスクをとらず元本確保型を購入しがちですが、利幅が少ないため口座手数料などが利益を上回ることになりかねません。
一方,元本変動型は相場の上昇が大きければ、利益で口座手数料をペイできる可能性があります。(もちろん相場が下がると元本割れの可能性もあります)
ですから、どちらか一方の商品を購入するのではなく、両方の商品を組み合わせリスクとリターンのバランスが取れるように考えて購入運用していくことが大切です。
 
相場がどう動こうと、毎年の掛け金分は確定申告により所得控除され減税されるのが確定拠出年金の最大のメリットです。
このメリットでリスクがかなり低減されてると言ってもいいでしょう。
また投資信託には信託報酬がかかります、長期的には大きく成果に関わってきますので、よく商品を選ぶ必要があるでしょう。

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