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そろそろ退職時期が近づいてきて、退職金の使い方を検討されてる方もおおいでしょう。
退職金を定期預金として運用するか、住宅ローンの繰り上げ返済にあてるかでお悩みではありませんか?

将来のため残しておくか、今の支払いをラクにするか・・・
一体どっちが良いか見て行きましょう。

定期預金は得なのか?

定期預金は一定期間資産を預けておくことをあらかじめ決めておくため、通常の預金と比べて金利が少々高い事がメリットといえるでしょう。
ただし、現在のゼロ金利政策で定期預金であっても年あたりの金利が0.2%程度とかなり低いものとなっています。(なお普通預金だと0.02%程度)

ですから、住宅ローン返済するか定期預金にしておくかの判断は、現在支払ってる住宅ローン金利と定期預金の金利と比較にあるといえます。
住宅ローンの金利より定期預金の金利のほうが高い場合は定期預金に預けたほうが金利では上回ります。(現在では考えられませんが・・・)

ただし、元利均等返済方式で住宅ローンを返済している場合、ローン返済の後期に近づくにしたがい、金利部分の支払いは減少してゆき、金利部分の返済は減少していきます。
つまり住宅ローンが後半戦に入っている人にとっては定期預金のほうが金利面で得する場合もあるという事ですね。
この辺は個人個人で差があるでしょうからよく検討していただきたい部分です。

住宅ローンの繰り上げ返済のメリット・デメリット

メリットとして、月々住宅ローンの支払いがなくなること。
また、その時点での住宅ローンの金利部分を支払う必要がなくなるため、その分支払額が減少します。
金利分は確実に得すると言えるでしょう。
これらの効果を求めて繰り上げ返済することが多いのではないでしょうか?

ではデメリットは、今後の生活の基礎となるであろう退職金が減少してしまうこと。
退職金を全額使って返済した場合、病気や怪我など突然の出費に対応できません。
また一般に年金だけで生活するには厳しいものがあるため、老後のための蓄えとして残しておく必要があります。

次に団体信用生命保険に掛けているレバレッジがなくなること。
一般的に住宅ローンを借りていると、強制的に団体信用生命保険に加入することになります。
この団信(団体信用生命保険)は保険加入者が死亡・高度後遺症になった場合住宅ローンの返済が不要になる生命保険です。

つまり住宅ローンを全額返済してしまうと今まで掛けてきた団信の保険料が無駄になってしまうと言い換えることができます。
例えば、60歳で退職し退職金を受け取った時点で住宅ローンを残したまま団体信用生命保険加入者(住宅ローン返済者)が死亡した場合、
遺族は住宅ローンの返済を免れることができた上、住宅も退職金も相続財産として受け取ることができます。

逆に、退職金で住宅ローンを全額返済したあと直ぐに、団体信用生命保険加入者が死亡した場合、
すでに住宅ローンも団体信用生命保険もなくなった状態である上に退職金も住宅ローン返済に使ってしまい残っていない状態となります。
遺族からすると住宅しか残らない状態ですよね。

これらを考えると、退職後もなにかしら収入があり住宅ローンの返済に支障がないなら、無理に繰り上げ返済をする必要はありません。

もっとも、死亡せず元気に暮らしていくことをベースに考えていくべきでしょうけどね。
また住宅ローン繰り上げにより返済期間が10年未満になった場合は、住宅ローン控除の対象外になってしまいますので注意が必要です。

住宅ローン金利より高い金利で収益が見込めるなら運用という手もあり

NISAや投資信託など、住宅ローン金利より高い金利で安定的に運用できる可能性があるなら、退職金で繰り上げ返済せず運用に回すのも一つの考えでしょう。
例えば投資信託で3%の金利が見込めるなら、定期預金や住宅ローン金利より遥かに高い金利で運用できる訳です。
ただし、現在保有する資産や許容出来るリスクなどを検討して行くことが大切です。

今回は退職金について考えてみました。
ケースバイケースで個別具体的な検証は難しいですがアウトラインは感じていただけたのではないでしょうか?

退職が迫ってきたら自身の金融資産とライフスタイルを見直して備えておくことが大切と言えるでしょう。
この記事が退職金の使い道について参考になれば幸いです。

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