新NISAはS&P500とオルカンだけでOK?初心者向けにFPが徹底解説【2025年版】







新NISA、どれを選ぶ?初心者にもわかりやすく徹底解説!

「新NISAを始めたいけど、何に投資すればいいか分からない…」
「S&P500やオルカンが良いって聞いたけど、本当に大丈夫?」「投資って難しそう…」

そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか?

こんにちは。かながわFP相談所のファイナンシャルプランナー、金川です。これまで1,000人以上のお客様の資産運用相談に携わってきました。

この記事では、新NISAの活用を検討している初心者の方に向けて、人気の「S&P500」や「オルカン(全世界株)」の基礎知識から、注意点、他の選択肢との比較、実際の相談事例まで、わかりやすくお伝えします。

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S&P500とオルカンとは?

S&P500:アメリカの代表的な大企業約500社の株価指数。アメリカ経済の成長に期待する人に人気です。テクノロジー企業や金融、医療など、さまざまな業種の企業が含まれており、成長性が高いと評価されています。

オルカン(全世界株):日本を含む全世界の株式に分散投資できる商品。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動しており、アメリカ・日本・欧州・新興国などにバランス良く投資できます。

これらは「インデックスファンド」と呼ばれるタイプの商品で、運用コストが低く、初心者にも分かりやすいのが特徴です。

なぜ人気?3つの理由

  • 低コスト:信託報酬が安く、運用コストを抑えやすい
  • 分散投資が可能:1本で数百社に投資でき、リスク分散になる
  • 実績がある:過去の成績が安定していて信頼されている

特にS&P500は、リーマンショックやコロナショックの影響を受けながらも、長期的に見れば右肩上がりで成長してきた実績があります。

オルカンは、「世界中にまんべんなく投資したい」「一国集中は避けたい」という人にとって、バランスの良い選択肢です。先進国から新興国までカバーされているので、国際情勢による影響を平準化できる可能性があります。

また、オルカンは為替や経済成長の異なる地域へ分散しているため、どこかの国が不調でも他の国が支えるという「地理的リスク分散」が可能です。これも安心材料のひとつといえるでしょう。

注意点もあります

  • 株価は下がることもある:過去には短期間で30%以上下落したことも。リスクがゼロということはありません。
  • アメリカ偏重のリスク:オルカンも約6割がアメリカ株のため、アメリカ経済の影響を強く受ける点に注意。
  • 他の資産と比べると平凡な面も:場合によっては債券や金などの方がリスクヘッジに優れることもあります。

特定の指数に依存しすぎることで、相場の変動に巻き込まれやすくなるリスクもあります。あくまでも「万能」ではないということを理解した上で活用しましょう。

初心者こそ、「安心」と言われる商品ほど、その仕組みやリスクもよく理解することが大切です。

そして何より、筆者自身は「分断の時代」にはインデックス一辺倒の投資スタイルでは心許ないと考えています。アメリカ一極集中の構造が揺らぐ今、国ごとの成長力や規制、為替政策の違いが投資成果を大きく左右する可能性があるからです。インデックスは過去のグローバル化の恩恵を受けた結果であって、未来が同じとは限らないのです。

他にもある!投資先の選択肢

  • 日本株(高配当株、中小型株)
  • 債券(日本・先進国・新興国)
  • 金や原油などのコモディティ
  • 不動産投資信託(REIT)
  • アクティブファンド(銘柄選定型)

これらを組み合わせることで、自分のリスク許容度に合ったポートフォリオを作ることが可能です。

たとえば、為替リスクを抑えたい方は円建て資産の比率を高めたり、インフレ対策として実物資産である金や不動産を取り入れることも有効です。

また、将来のライフイベント(教育費、住宅購入、老後)に向けた戦略的な投資設計も重要。目的別にポートフォリオを分けるのもおすすめです。

組み合わせがカギ!資産配分の例

リスクを抑えたい人:

  • 債券:70%
  • 株式:20%
  • REIT・その他:10%

資産を増やしたい人:

  • 株式(先進国・新興国):60%
  • 債券:30%
  • REIT・コモディティ:10%

投資は「目的」と「期間」によって、適したスタイルが変わります。5年以内に使う予定のお金はリスクを避けるべきですが、10年以上先の資金であれば、株式の比率を高めることで成長を期待できます。

投資で成功する3つのコツ

  1. 長期・積立・分散を意識する
  2. 感情で動かない(下がっても慌てない)
  3. 定期的な見直しでリバランス

この3つを守ることで、大きな失敗を避けられる可能性が高まります。特に「リバランス」は意識されにくいですが、リスクを抑えつつ安定運用するためには非常に重要です。

よくある質問

S&P500とオルカン、どっちがいい?
アメリカ中心に投資したいならS&P500、世界全体に分散したいならオルカンです。どちらも人気ですが、リスク分散の観点ではオルカンの方が安心感があります。
初心者でも始められる?
はい。100円から購入できる商品もあり、積立NISAや新NISAとの相性も抜群です。
iDeCoとの併用はできる?
できます。非課税制度として併用することで、老後資金づくりに役立ちます。
金融機関によって違いはある?
あります。取扱商品の種類、手数料、使いやすさなどを比較して選びましょう。特にネット証券は低コストで商品数が多く、選ばれることが多いです。

「結局、私にはどれが合うの?」と悩んだら、プロに相談するのが一番です!

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監修:かながわFP相談所 FP金川

※この記事の情報は2024年5月時点のものです。制度は変更される場合があります。


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