共済ってホントに大丈夫?“安さ”の裏にある3つの落とし穴【FPが解説】
「共済って保険料が安くていいよね」「とりあえずこれで安心でしょ?」
そんな声をよく耳にします。
確かに、月々の掛け金が数千円とリーズナブルな共済。
でも実は、“安さ”の裏にある見落としがちなリスクもあるんです。
落とし穴①:保障額が少ない
共済の医療保障は、入院1日あたり5,000円〜10,000円程度のものが一般的です。
また、死亡保障も数百万円にとどまり、大きな保障が必要な家庭には物足りないこともあります。
「安いけど、本当に足りる?」という視点を忘れないことが大切です。
落とし穴②:若い人が“割高”になりがち
共済は一定の年齢幅(例:30〜60歳など)で掛け金が同じ場合が多く、若年層にとってはリスクの割に保険料が高くつくことも。
一方、民間の医療保険は年齢に応じて保険料が設計されているため、若い人ほど割安で手厚い保障を得られる可能性があります。
落とし穴③:長期的な保障設計に向かない
共済は高齢になると加入や継続が難しくなる場合があります。
保障が減額されたり、一定の年齢で終了する制度もあるため、老後まで見据えた備えにはやや不安が残ります。
民間保険なら終身保障や長期の設計が可能な商品も多く、柔軟に対応できます。
共済も悪くない。でも“目的別”に考えるのが正解
共済は「短期的な医療費の補填」や「最低限の備え」として活用するにはとても良い仕組みです。
ただ、教育費・収入保障・老後資金などの中長期の備えは、民間保険との組み合わせが現実的です。
橿原市にお住まいの方へ
橿原市では子どもの医療費助成など公的な支援も手厚いため、共済や保険との重複が起こりやすい地域でもあります。
保障を“つけすぎず・足りなさすぎず”調整することが、家計にも優しい選び方です。
関連記事
よくある質問(FAQ)
Q1. 共済と民間保険、どちらがいいの?
目的によります。短期の医療費補填なら共済、長期の保障や死亡保障なら民間保険が優位です。
Q2. 共済だけで大丈夫な人っていますか?
生活に余裕があり、貯蓄でカバーできる方は共済だけでもOKなケースがあります。ただし過信は禁物です。
Q3. 保険を使わずに備える方法はある?
預貯金・積立NISAなどの資産形成でリスクに備えるのも有効です。保険とあわせて“自分に合う設計”を考えることが大切です。
\保険、かけすぎていませんか?/
「共済で足りるか不安…」「今の保険が合ってるのか知りたい」
そんな時は、橿原市のFPが中立な立場でアドバイスします。
この記事を書いた人
金川 崇(かながわFP相談所)
奈良県橿原市で活動する独立系FP・IFA。子育て世代向けのライフプラン・保険・家計改善・教育費相談を中心に活動中。
保有資格:AFP(2級FP技能士)/宅地建物取引士/証券外務員二種/日商簿記3級