車をもらったら税金はいくら?贈与税の計算と注意点【FP解説】
高額なプレゼントには要注意!
車にかかる贈与税と対策をFPが解説
こんにちは!奈良県橿原市のFP、金川です。
「親から車を譲り受けた」「懸賞で高級車が当たった!」
…嬉しい出来事ですが、ちょっと待ってください!
それ、「贈与」にあたり、贈与税がかかるかもしれません。
この記事では、
- 贈与税の基礎知識
- 贈与税の計算方法
- 高額な贈与を受けた場合の注意点
- 贈与税の節税対策
などを、FPがわかりやすく解説します。
あの、大坂なおみ選手が日産GT-Rをプレゼントされた事例も参考に、具体的に計算してみましょう!
※この記事の情報は、2024年5月現在のものです。最新の情報は、国税庁のウェブサイトなどでご確認ください。
贈与税とは?どんな時にかかる?
贈与税とは、個人から財産をもらった時にかかる税金です。
親子間、夫婦間、兄弟間など、たとえ家族間であっても、原則として贈与税の対象となります。
贈与税は、1年間(1月1日~12月31日)にもらった財産の合計額をもとに計算します。
贈与税がかかるもの、かからないもの
贈与税の対象となる財産は、現金、預貯金、不動産(土地、家屋)、株式、自動車、貴金属など、経済的価値のあるもの全てです。
ただし、以下のような場合は、贈与税がかかりません。
- 法人からの贈与(この場合は所得税がかかります)
- 夫婦や親子、兄弟姉妹などからの、生活費や教育費(通常必要と認められる範囲内)
- 香典、お見舞い、お祝いなど(社会通念上相当と認められる範囲内)
- 年間110万円以下の贈与(基礎控除額)
贈与税の計算方法
贈与税は、以下のステップで計算します。
- 1年間にもらった財産の合計額を計算する
- 合計額から基礎控除額110万円を差し引く(課税価格)
- 課税価格に税率を掛けて、税額を計算する
- 税額から控除額を差し引く
贈与税の税率と控除額は、以下の表の通りです。(一般贈与財産の場合)
課税価格 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
200万円以下 | 10% | 0円 |
300万円以下 | 15% | 10万円 |
400万円以下 | 20% | 25万円 |
600万円以下 | 30% | 65万円 |
1000万円以下 | 40% | 125万円 |
1500万円以下 | 45% | 175万円 |
3000万円以下 | 50% | 250万円 |
3000万円超 | 55% | 400万円 |
出典:国税庁HP「No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)」より
計算例:大坂なおみ選手の場合
大坂なおみ選手が、日産自動車から約2000万円のGT-Rをプレゼントされた場合(※)、贈与税はいくらになるでしょうか?
(※)法人からの贈与は、本来、贈与税ではなく所得税の対象となりますが、ここでは個人からの贈与と仮定して計算します。
- 課税価格:2000万円 – 110万円(基礎控除)= 1890万円
- 贈与税額:1890万円 × 50% – 250万円 = 695万円
なんと、695万円もの贈与税がかかることになります!
高額な贈与を受けた場合の注意点
- 贈与税の申告・納税は、原則として、贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までに行う必要があります。
- 贈与税は、原則として、現金で一括納付する必要があります。
- 贈与税には、延滞税や加算税などのペナルティがあります。
- 高額な贈与を受ける場合は、事前に税理士やFPなどの専門家に相談することをおすすめします。
贈与税の節税対策
贈与税の負担を軽減するための、主な方法をご紹介します。
- 暦年課税の基礎控除(年間110万円)を活用する
- 相続時精算課税制度を利用する
- 贈与税の配偶者控除(おしどり贈与)を利用する
- 住宅取得等資金の贈与の非課税制度を利用する
- 教育資金の一括贈与の非課税制度を利用する
- 結婚・子育て資金の一括贈与の非課税制度を利用する
FPからのアドバイス:
どの制度が利用できるか、どの制度が最も効果的かは、個人の状況によって異なります。
節税対策は、必ず専門家(税理士、FPなど)に相談して、慎重に行いましょう。
よくある質問(Q&A)
まとめ
高額な贈与を受けると、多額の贈与税がかかる可能性があります。
「知らなかった…」では済まされません。贈与を受ける前に、必ず税金のことを確認し、対策を検討しましょう。
「贈与税について、もっと詳しく知りたい」「我が家の場合は、どうすればいい?」
そんな疑問をお持ちの方は、橿原市のFP金川まで、お気軽にご相談ください。
あなたに合った対策を、一緒に考えましょう!
※この記事の情報は、2024年5月現在のものです。最新の情報は、国税庁のウェブサイトなどでご確認ください。