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大坂なおみ選手、日産GT-Rをもらう

全米オープンで日本人初の快挙を成し遂げた大坂なおみ選手が、日産自動車とスポンサー契約をし「日産ブランドアンバサダー」に就任しました。
9/13に「日産ブランドアンバサダー就任会見」が行われ、この時の大坂なおみ選手の発言により、思いもかけないプレゼントをもらうことになりましたね。

会見の様子はコチラから。

この会見でクルマ好きな皆様なら、誰もが憧れる日産GT-Rをプレゼントしてもらうことになり話題になりましたね。
「自分もプロテニスプレイヤーだったらなぁ・・」とか、「だれかGT-Rをプレゼントしてくれないかなぁ・・・」
といった会話はそこらじゅうで行われたいたと想像に難くないですが・・・
われわれ庶民がGT-Rをプレゼントしてもらうと大変なことが起こります。

今日はその大変な事について掘り下げた考えてみたいと思います。

*この記事は、一般の人が個人から贈与を受けた前提で構成されています。
本来、法人(日産)から個人(大坂なおみ選手)が贈与を受けた場合、
贈与税ではなく所得税が課されます。
今回のGT-Rプレゼントが贈与者・受贈者ともどのようなスタンスで行われたか
不明なので詳細は割愛しています。

日産GT-Rを贈与されると何が起こるか

さて、何が大変なのか・・・
説明するために、大坂なおみ選手がもらったGT-Rの価値から考えていきましょう。
まず、GT-Rを説明する必要はないでしょうけど、
「日産ブランドアンバサダー」にプレゼントするからには、
現行車で一番上のグレードをプレゼントするのがイメージ戦略というものです。(想像だけど)

よって、大坂なおみ選手が贈与を受けた車は、「GT-R NISMO」と仮定します。
公式サイトの価格・スペックより。
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/gt-r/specifications.html

GT-R NISMOはメーカー希望小売価格 18,700,200円です!!!!
家が買えちゃいますね・・・・

ま、話を簡単にするために、およそ2000万円のGT-Rを贈与されたと考えます。

それだけで話が終わるといいのですが、この貰う(贈与される)行為に対しても、税金がかかる(課税される)のが日本の良い?ところです。
(簡略化するため、在米日本人である大坂選手が日本で受けた贈与に関しての課税関係は無視して考えます。)

GT-Rを贈与してもらうと、どれくらい課税されるのか?

贈与税とは、贈与により財産を取得した個人に対して課税される税金です。
受贈者が1年間(1/1から12/31)に贈与された財産の合計額をもとに計算します。

今回の大坂なおみ選手が贈与を受けたGT-Rは2000万円なので、
今年贈与を受けたのはGT-Rのみと仮定して考えると2000万円に対して贈与税がかかってきます。

贈与税の計算はこんなに簡単

贈与税を計算する上で、基礎控除というものがあり年間110万円以下の贈与に関しては課税されません。
今回の場合、2000万円から基礎控除額である110万円を差し引いた、1890万円に対して課税されることになります。
贈与税も贈与価格が増えれば増えるほど課税価額も増える累進課税制度となっており、次の速算表から贈与税額を導くことができます。

出典:国税庁HPより

速算表から、1890万円の税率は50%で控除額が250万円であることがわかります。
これを計算していくと、1890万円✕50%-250万円=695万円
つまり、贈与税として695万円を支払わなくてはなりません。
贈与税は、相続税と違って物納(例:不動産で税金を支払う。国債で税金を支払う)ができません。
つまり、税務署にお金として支払う必要があるということです。

あなたがGT-Rを貰ったとしたら・・・

ここまで読んでいただいたので、大変さをご理解いただけたと思いますが。
もし、普通の人が2000万円のGTーRなんて贈与してもらったものなら貯金をはたいて納税するか、
貰ったGT-Rをすぐに売却して税金を払わないとダメだということですね。

新車のGT-Rを売却して幾らになるかは不明ですが、もし1500万円で売却できても贈与税を支払ったら800万円程度しか残りません。
そのままGT-Rを使用しても良いのですが、695万円を支払う余裕のある人はどれほどおられるでしょうか。。。
頑張って695万円を払っても、タイヤ一本何万円の世界で維持費がとてもかかりますね!(笑)

なんだか夢のない話になってしまいましたが、贈与税は高いということを知っていただけたらという記事でした。
ご参考になれば幸いです。

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