肺の影を疑われた恐怖から。50代FPが“無料のバリウム”を選ばなくなった話
肺のレントゲンで影があると言われた日のこと
昔、健康診断の結果で、肺のレントゲンに影があると言われたときのことは今でも忘れられません。タバコを辞めてからもう20年以上も経つのに、なんで今さら肺がんを疑われなきゃいけないんだという理不尽な思いと、もし最悪の結果だったらどうしようという恐怖が、一気に押し寄せてきて震えました。あの再検査までの数日間の不安は、正直言って二度と味わいたくないものです。
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もし本当に宣告されたら、パンフレットの内容なんて思い出せない
私は仕事柄、多くの募集人仲間から現場の切実な話も耳にします。まだ若いのに、あっという間にがんに罹患して、若い奥様や小さなお子様を残して旅立たれたお客様の話。こうした現実に触れるたび、高額療養費制度があるから大丈夫、なんて言葉だけでは到底片付けられないリスクがあることを痛感します。
もし本当に宣告されたら、その瞬間に保険のパンフレットなんて一枚も思い出せなかったはずです。誰だって絶対に治りたい、生きたいと願うはずですから。そんなとき、がん保険に入っておく意味は、単なる費用の補填だけではありません。給付金の使い道は自由です。そのまとまったお金があることで、場合によっては公的保険が効かない自費での治療を選択肢に入れられるかもしれない。家族のために、そして自分のために、最高の手を尽くすための軍資金になる。そう考えてほしいのです。
バリウム検査は受けず、最初から胃カメラを選ぶ理由
あの恐怖体験があってから、私の身体に対するメンテナンスの考え方はガラッと変わりました。胃の検査も毎年受けるようにしていますが、会社員なら無料で受けられるバリウム検査はあえて受けず、最初から胃カメラを選ぶようにしています。台の上で無理やり回されるしんどさや、その後の排便の苦労を考えたら、精度の高い胃カメラで自分の目でしっかり確認したほうが、精神的な納得感が全然違います。
実際、あの肺の影が見つかったときのようなパニックを防ぐには、早期発見しかありません。早期発見さえできれば、今の医療ではがんは治る病気ですし、手厚い保険があれば治療の選択肢も広がります。絶対に治る段階で見つけさえすれば、保険金でしっかり家計を守り、希望を繋ぐことができる。それが今の私の支えになっています。
橿原市のクーポンを賢く使い分ける
ここ橿原市から届く胃がん検診のクーポンも、賢く使い分けています。クーポンは2年に1回という制限がありますが、私は合間の年もクリニックの先生に相談して保険診療として検査を受けることで、毎年お腹の中をチェックするサイクルを維持しています。私の場合は、どちらのパターンでも自己負担は5,000円前後で済んでいますが、受診される医療機関や条件によって変わることもあるので、その点は注意してくださいね。
橿原市の胃がん検診についての詳細は、橿原市公式ホームページからも確認できます。
早期発見こそが最大の資産防衛
奈良や橿原で大切な家族と穏やかに過ごす日常を、一瞬の宣告で壊さないために。早期発見と、それを支える確かな準備。あの肺の影に怯えた経験があるからこそ、私は自分の身体という最大の資産を守るための方法を、これからも実感を込めて伝えていきたいと思っています。
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