2025年の振り返り|「熊」の年に、世の中と自分の距離が一気に縮んだ話
2025年も、気づけば終わりが近づいてきました。
今年を振り返ってまず思うのは、
「ニュースが、急に自分の生活圏まで降りてきた年やったな」ということです。
事件、災害、物価、金利。
どれも前は“どこか遠くの話”やったのに、今年は違いました。
今年の漢字が「熊」だったのも、妙にしっくりきます。
山の奥の話やと思っていたものが、気づけば生活圏に現れる。
2025年は、そんな「距離感が一気に縮んだ年」やった気がします。
社会の空気が、少し変わった一年
事件や災害が続き、「なんとなく不安」という感覚を持った人も多かったと思います。
同時に、経済の話もぐっと身近になりました。
金利、税金、株価。ニュースで聞くだけやった言葉が、家計の話題として普通に出てくるようになりました。
たとえば——
- 日銀の利上げで「住宅ローン、これ大丈夫なん?」と感じた人
- 「178万円の壁」という言葉が急に現実味を帯びた人
- 株価のニュースを見て、なんとなく落ち着かなくなった人
2025年は、そんな“気持ちがざわつくニュース”が多かった一年やったと思います。
(このあたりは別記事で整理しています)
「全部に備える」は、たぶん無理
今年は特に、「ちゃんとしなきゃ」と思うほど、しんどくなる一年でもありました。
あれも心配、これも不安。
全部に備えようとすると、正直キリがありません。
だから最近は、こう考えるようになりました。
全部を守ろうとしなくていい。
“自分にとって大事なところ”を、ひとつ守れたらそれで十分。
金川の2025年は、少し立ち止まる年でした
個人的には、今年は入院もありました。
体調を崩してみて初めて、
「元気に生活できてること」そのものが、どれだけありがたいかを実感しました。
それ以来、無理に頑張るより、
ちゃんと休む・ちゃんと立て直す、を大事にするようになりました。
速く進むより、転ばないこと。
完璧より、続くこと。
2025年は、そんな価値観に静かに切り替わった一年だった気がします。
で、皆さんの2025年はどうでしたか?
大きな出来事があった人も、
「気づいたら一年終わってたなぁ」という人もいると思います。
年末の少し静かな時間に、こんな問いを投げてみてもいいかもしれません。
- 今年、いちばん印象に残った出来事は?
- ちょっとしんどかったことは?
- 来年、ひとつ減らしたいことは?
答えが出なくても大丈夫。
考えた時点で、もう十分です。
2026年が、少しでも穏やかで、呼吸しやすい一年になりますように。
おまけ(気が向いた人だけ)
重たい話題を、少し違う角度から眺めた記事もあります。
空想おかねシリーズは、現実の制度やリスクを、フィクションを借りて“少しだけ距離を置いて考える”ための読み物です。
今年も読んでいただき、ありがとうございました。