ドル建て終身保険をおすすめしない3つの理由。元外資系保険営業が真実を伝えます。
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外貨建て終身保険をおすすめしない3つの理由。
あなたは、保険の営業マンから
『銀行より利率が高い、評判の良い商品がありますよ』とか、
『今は学資保険よりドル建て終身保険で教育費を準備する時代です。』
など、
ドル建て終身保険がいかに時代に対応した良い商品であることを、強調されて保険契約を勧められていませんか?

保険営業マンが言う『良い保険』は

営業マンにとって都合の良い保険契約

であることが多いです。(笑)
加入してから後悔する前に、出口を考えたプランを検討してください。

今回は、ドル建て終身保険をおすすめしない理由について考えます。

このコラムを熟読していただくことで、
ドル建て終身保険の知られざるデメリットを学べます。
そして保険営業マンに惑わされない賢い消費者になるはずです。

外貨建て終身保険の甘い誘惑

利率がよいという理由だけでドル建て終身保険に加入してはいけません。
とくにドル建て終身保険を学資保険のかわりとして考えている人は要注意です。
出口戦略を考えない保険加入はあなたの大切なお金を大きく奪いかねません

私が外資系の保険会社に在籍していたときの話ですが、
保険会社のシステム上、保険を販売しないと給料がもらえません。
そのため、デメリットをすべて伝えてしまうとご契約をいただけないかも知れないので、
メリットばかりを強調して契約を勧めるケースが見受けられました。

それに、ドルて終身保険以外にも選択肢があることも知らないのに、
FPを名乗る保険営業マンにいら立ちを感じていました。
(そんな人ほどバンバン保険を売ってるケースも・・)
そういった背景があり、FPとして間違った保険を選んでしまう人を減らしたい。
そんな思いがありドル建て終身保険のデメリットに着目してコラムにしてみました。

保険営業マンが話さないドル建て終身保険3つのデメリット

保険営業マンが話さないドル建て終身保険3つのデメリット

ドル建て終身保険のメリットは、日本円建て終身保険と比べて積立利率が高いだけです。
一方ドル建て終身保険には3つのデメリットが存在します。
ひとつづつ見ていきましょう。

保険料金を支払うごとに為替手数料がかかる

例えば、1ドル100円の為替レートで、為替手数料が1ドルあたり1円のとき。
毎月の保険料が100ドルだとしましょう。

単純に為替手数料がない場合は、為替レート(1ドル100円)どおり
保険料10,000円を支払うことになります。

一方、為替手数料が1ドルあたり1円かかるとすると、
保険料が100ドルだと、毎月100円の為替手数料がかかることになります。

100円くらいと思われるかもしれませんが、10年払いの保険期間だと
12,000円にもなります。
ゼロ金利で、銀行に預けても全然増えないのに、
12,000円も自動的に取られるのはデメリットすよね。

また逆に、ドル建てで貯まったお金(解約返戻金・死亡保険金)を受け取るときも、
ドルを円に換えて受け取るために、為替手数料がかかることを忘れてはいけません。

利率が固定されてしまう

各保険会社によって違いがありますが、加入時の利率が固定されることにります。

例えば加入時の実質利率が2パーセントだとしても、
将来日本の金利が上昇し保険会社の予定利率が上がったとしても、
加入時の利率が適応されたままになります。

他に良い商品があるのに解約したら元本割れしてしまうので、
切り替えることができなくなるのはデメリットでしょう。
(利率が変動して上昇するタイプの保険もあります)

為替の変動により保険料も保険金も定まらない

先例のように
1ドル100円の時もあれば、1ドル80円(円高)、1ドル120円(円安)
と毎日為替は変動しています。

保険料を支払う時1ドル120円(円安)だったとしましょう。
100ドルの保険料を支払うために12000円必要になります。
逆に1ドル80円(円高)だと8000円ですみます。

毎回支払う金額が変動するというのは、
家計を管理する上で結構なリスクではないでしょうか?
(支払い時の為替変動は【ドルコスト平均法】によりリスクは低くなるとされています。)

同じように、受取の時の為替で
受け取るお金が多くなったり少なくなったりします。
(ドルから円に換える場合、円安だと多く受け取れ、円高だと受取金額が減少します)

この3つのデメリットのなかで、
一番、問題なのはこの受取時の為替変動です。
老後資金のための貯蓄として加入している場合は良いですが、
受取時期を決めて加入しているケースです。

どういうことでしょうか。

教育資金をドル建て終身保険で準備してはいけない訳

教育資金をドル建て終身保険で準備してはいけない訳
例として、学資保険の代わりとしてドル建て終身に加入しているケースです。

お子さまの教育資金として必要であろう額を計算して契約すると思うのですが、
お子さまが入学するタイミングで円高になっていたらどうですか?
300万円準備してはずだが、210万円にしかならなかったら・・

この影響で、お子様が進学できなかったり奨学金を借なければならない事も考えられますよね。
『こんな事になるとは・・・』と後悔してからでは遅いですよね。

老後資金など出口が決まっていないなら、円安になるまで解約しないこともできるし、
外貨口座を作ってドル建てで持っておき円安のタイミングを待つこともできます。

このような出口が決まっていないものに関してはメリットも多いでしょう。

ドル建て終身保険も金融商品の一つです

ドル建て終身保険も金融商品の一つです
現時点のメリットだけを考えて、受取時のリスクを検討せず保険を選んでしまうと
将来大きく資産を減らしてしまうことになりかねません。
特に出口(タイミング)が決まっている教育資金の場合は要注意です。
しっかりと将来を見据えて検討したいものです。

ここまでドル建て終身保険について見てきたことで、
外貨ドルこの知識を生活の中で活用して、賢い選択をしてくださいね。

今回のコラムをお読みいただいて、どう感じましたか?
あなたの保険選びの参考になれば幸いです。
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