空想おかねシリーズ|【キン肉マン】スグルは本当に王族なのか?王位争奪戦を相続・戸籍・DNAで検証してみた
【空想おかねシリーズ】キン肉マン編です。
今回は名エピソード「王位争奪編」を、あえて相続・戸籍・DNAといった現代の制度の目線で見直してみます。
キン肉マンは本当に王族といえるのか?
王位争奪戦の熱さと友情は名作そのものですが、制度の目線でじっくり見ると、実は“穴だらけ”の継承モデルが浮かび上がります。
本記事はあくまでフィクション作品を題材にした空想であり、税務・法律の専門的アドバイスではありません。ファン目線でニヤニヤしながら読んでもらえればうれしいです。
キン肉スグルは本当に「王族」なのか?
王位争奪戦の物語では、キン肉スグルは当然のように「王子」「王族」として扱われます。
しかし、現代の制度で考えると、王位継承には少なくとも以下のようなものが必要です。
- 出生の記録(戸籍・出生届など)
- 親子関係を示す証拠(戸籍・認知届・DNA鑑定など)
- 家系図や王家の系譜を示す公的・準公的な記録
ところがスグルには、
- どこで生まれたか(出生地)の公式情報がない
- 誰に育てられ、どのタイミングで「王族」と認識されたのかが曖昧
- 血統を示す公的資料や記録が一切登場しない
- 本人が自分の王族性を証明する手段を持っていない
現代の目線でいえば、証拠なき人物が突然「王族」として扱われている状態です。
戸籍やDNA鑑定が当たり前の世界なら、そもそも継承資格が発生しないレベルといえます。
幼少期の「捨てられ事件」は制度上、完全アウト
作中で語られる、有名な「スグル地球落下事件」。ギャグとして消化されていますが、現代日本の法感覚で見れば、かなり重い案件です。
もし現実に同じことが起きたら、
- 幼児遺棄
- 重過失・保護責任者遺棄
などに該当する可能性が高く、王家としての管理責任は完全にアウトです。
さらに深刻なのが、
- この事件によって、スグルに関する王族としての証拠がほぼ全部途絶えてしまった
という点です。
現代の制度なら、戸籍・出生証明・DNAデータなどを駆使して、なんとか家系に戻す試みがされるでしょう。しかしキン肉星の世界では、そのような「継承ラインに戻すための制度的プロセス」がほぼ描かれていません。
王位候補6人の「血統確認」がほぼ不可能な世界線
王位候補として登場するゼブラ、フェニックス、ビッグボディ、ソルジャー(アタル)、マリポーサらは、いずれも「王族の血を継ぐ者」とされています。
しかし、その裏付けとして本来必要になるはずの、
- 家系記録・戸籍に相当するデータ
- 親子関係や認知に関する証明
- DNA鑑定などの科学的裏付け
といったプロセスは、作中には登場しません。
むしろ、「名乗りさえすれば王位候補になれてしまう」かのような、かなりゆるい扱いになっている印象です。
現代の感覚でいえば、
- 「遺産がありそうな家」に対して突然6人が名乗り出て、誰も戸籍もDNAも出さないまま話が進んでいる
ような状態。制度としてはまったく成立していません。
王位を「殴り合いトーナメント」で決めるという最大の異質性
現実世界の王位継承は、
- 法律(皇室典範など)
- 慣習・歴史的経緯
- 世襲順位(長子優先など)
によって定められるのが一般的です。
ところがキン肉マン世界では、
- フィジカル勝負のトーナメントで後継者を決める
という、極めて特殊な方式が採用されています。
現代日本の相続に置き換えると、
- 相続人が6人いて、殴り合いで勝者が遺産を総取りする
くらいにトンデモない制度設計です。
当然、相続税法・民法の世界ではまったく整合しないやり方になります。
スグルが「王族として証明」される場面は存在しない
作中で、スグルが本物の王子である根拠として描かれるのは、どちらかというと制度ではなく、
- キン肉真弓の証言(「お前は本物の王子だ」的な父親の言葉)
- 周囲の期待や、これまでの戦いで積み上げた実績
- 命を張って仲間と地球を守り続けてきた人格
といった「物語的な信頼」の部分です。
つまり、現代の制度で言うところの、
- 戸籍謄本
- 相続関係説明図
- DNA鑑定書
といった書類の裏付けは一切なく、「みんながそう信じているから王子」という構造になっています。
制度の言葉で整理するなら、
スグルは「証拠で選ばれた王」ではなく、「人格と実績によって選ばれた王」
という位置付けになります。
それでもスグルの王位に説得力が生まれる理由
ここまで見ると、制度としての王位争奪戦はツッコミどころだらけです。
それでも読者として「スグルが王で良かった」と感じてしまうのは、制度よりも、
- 誰よりも仲間と民を守ろうとする姿勢
- どの候補よりも強い責任感
- ボロボロになっても決して逃げない心
- 王位を背負う覚悟
といった人物の価値が優先される世界だからです。
現実世界でも、制度やポストの正統性はもちろん大事ですが、
最終的に人がついていくのは、
- 「この人なら任せられる」と思える人格
- 自分の利益より、全体を優先して動ける姿勢
だったりします。
キン肉マン世界の王位継承は、まさにその「人間(超人)の中身」を描くための装置であり、
相続税法や戸籍法に合わせる気は、最初からさらさらなかったのだと思います。
まとめ:制度としては穴だらけ、でも心情的には納得の王位
改めて整理すると、現代の制度目線では、
- スグルには「王族である証拠」がほとんどない
- 幼少期の地球落下事件で、出自の証拠はほぼ喪失
- 王位候補6人の血統確認プロセスも曖昧
- そもそも王位を「殴り合いトーナメント」で決める時点で制度破綻
という、なかなかカオスな状態です。
それでも物語としては、
- 証拠よりも人格が王を選ぶ
- 正統性よりも、「誰がみんなの前に立つべきか」が大事
という価値観が貫かれているからこそ、
読者は「穴だらけだけど、スグルが王でよかった」と納得して物語を読み終えられるのだと思います。
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本記事はあくまでキン肉マン世界をネタにした空想ですが、
現実の相続・戸籍・お金の話は、制度が複雑で「穴だらけ」に見えやすいテーマでもあります。
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