ハウスメーカー選びで後悔する人が必ず見落とす3つの罠。契約前に知るべき本当の安全性
ハウスメーカーのカタログを見ている時が、一番危険な理由
こんにちは。奈良・橿原のFP、金川です。
これから注文住宅を建てようとしているあなたにとって、今は一番楽しい時期かもしれません。おしゃれなキッチン、吹き抜けのリビング、そして最新の断熱性能。各社のカタログを並べて夢を膨らませるのは、注文住宅の醍醐味です。
しかし、あえてプロの視点から言わせてもらえば、このワクワクしている時こそが、最も危険なタイミングでもあります。なぜなら、多くの人が見た目や営業マンの印象という表面的な要素に目を奪われ、その裏に隠された致命的なリスクに気づかないからです。
業界では、失礼を承知で申し上げれば、こうした見た目の美しさだけで多額の契約を結んでしまう施主を、密かに情弱(情報弱者)と呼ぶことがあります。
※もちろん、知識の有無で人の価値が決まるわけではありません。ただ、契約の世界では「知らなかった」が通用しないのも、また現実なのです。あなたの何千万という資産を守るために、あえて営業マンが口にしない3つの罠についてお話しします。
罠その1:ブランド力=安全性という大きな勘定違い
大手だから潰れるはずがない。テレビCMをやっているから安心だ。
もしそう思っているなら、まずはその固定観念を捨てる必要があります。私はFPであると同時に、証券外務員や宅建士としての視点も持っていますが、財務のプロから見れば、広告宣伝費に巨額を投じていることと、その会社のキャッシュフローが健全であることは全く別問題です。
むしろ、派手なキャンペーンを展開している時こそ、その裏で資金繰りが悪化している可能性すら疑うべきです。会社選びの基準に知名度を置くことは、本質的な安全性を確認することにはなりません。
罠その2:無理な支払いスケジュールを飲まされていませんか?
契約を結ぶ際、あなたは支払いスケジュールを細かくチェックしましたか?
今月中に着工金を振り込んでいただければ、キャンペーン価格になります。
こうした言葉に乗せられて、工事が始まる前に多額の現金を支払うのは非常にリスクが高い行為です。通常、原則として健全な会社であれば、工事の進捗に合わせて支払うのが通例です。着工前に多額の支払いを求めるのは、その会社があなたの支払ったお金を他人の家の工事費に充当しようとしているサインかもしれません。
罠その3:保証内容を言葉だけで信じてしまう
うちは保証がしっかりしていますから、安心してください。
営業マンのこの言葉に、法的・客観的な裏付けはありますか? どんなに熱意のある約束も、その会社が存続していなければ守られることはありません。倒産した瞬間に、営業マンとの約束はただの紙切れになります。
プロの視点で確認すべきは営業マンの笑顔ではなく、万が一の時に第三者があなたの工事を担保してくれる法的な保証制度に加入しているかどうかです。
人生を積み上げ直せないレベルの絶望を避けるために
ここまで、会社選びにおける3つの罠をお伝えしました。しかし、これらはまだ軽傷で済む話かもしれません。
実は住宅業界には、これらよりもはるかに恐ろしい、人生を積み上げ直せないレベルの絶望が存在します。それは、注文住宅の建築中にハウスメーカーが突然破産し、家は建たないのに数千万円の住宅ローンだけが残るという事態です。
ニュースの向こう側の話だと思っていませんか? 私がなぜここまで安全性にこだわるのか、そして万が一の際にもあなたの資産を守る最後の命綱とは何なのか。それは具体的には住宅完成保証制度という仕組みです。
実務家として書き記した、以下の核心記事を必ず読んでください。ハンコを押すのは、それからでも遅くありません。