奈良県で独立FP、IFAとして活動しているかながわFP相談所、代表の金川です。
このコラムでは、ちょっと気になる「保険」や「年金」についての話題をお届けします。
目次
6月4日は虫歯予防デー
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。6(む)4(し)にちなんで1928年から続く歴史あるイベントです。
私が小学生の頃は虫歯予防デーと言われていましたがご存じの方はいらっしゃいますか?
今年の標語は、「歯を見せて 笑える今を 未来にも」です。
昨年は「手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで」など高齢化を反映した標語が続いています。
1934年の標語は「御国を守れ 歯を護れ」でした。
時代を映した標語が面白いですね。
歯と口の健康週間 標語一覧
https://www.jda.or.jp/enlightenment/poster/backnumber.html
口腔衛生と生活習慣病の関係なども明らかになってきています。この機会に歯の健康の確認をしてはいかがでしょうか?
生活設計と年金に関する世論調査
3月に内閣府は「生活設計と年金に関する世論調査」を公表しました。
老後働く期間や公的年金や私的年金などの制度についてなど全部で24の質問があります。
その中で印象に残ったのは働く年齢と働く理由です。収入を得る仕事をする年齢として4割以上が65歳以上と答え、その理由として以下のように答えています。
複数回答可なので多くの人が生活の糧を得るために働きながらやりがいも感じているのだと思いますが、高齢になってから生活の糧を得るためだけの仕事だと少し不安に感じるのではないでしょうか?
年金定期便などで将来の年金額の目安を確認して早い時期から少しづつでも準備をしておくことが大切ですね。
今月号のちょっと気になるお金のコラム
4月に発表された世界長者番付はご覧になりましたか?
今年の1位は昨年に引き続き憧れのブランドを築いた会社のオーナーです。
世界一の大富豪 資産34兆円
4月に米国経済誌Forbes誌は世界長者番付を発表しました。
今年の1位は昨年に引き続きLVMHのベルナール・アルノー氏で資産額2,330億ドル(約34.95兆円)、2位はテスラのイーロン・マスク氏の1,950億ドル(約29.25ドル)でした。
https://www.forbes.com/billionaires/ 1ドル=150円で換算
10人の資産の合計は昨年の11,734億ドルから15,520億ドルへ約1.32倍の増加、円ベースでは昨年の1ドル約130円から150円に円安になったため1.53倍の増加でした。
2024年度の日本の国家予算が114兆円ですからこの10人の資産で日本の国家予算約2年分になります。大阪万博の予算がインフラ整備まで含めると10兆円になる、大阪市によると市民一人当たりの負担は2万7千円、などと大きく報道されていますがそれが小さく感じてしまいますね。
ビリオネアの特徴は?
●兆円、ましてや10兆、20兆、と言われてもあまりにも自分とかけ離れていてピンとこないと感じるのではないでしょうか?
また彼らは昨年とくらべお金を殖やしているのに我が家の金融資産はまったく殖えてない、とぼやきたくなる人もいるかもしれませんが、ビリオネア達の特徴を見ることが私たちの資産形成のヒントになるかもしれません。
彼らの多くは創業した会社が大きく成長し、その株式を大きな比率で持ち続けた人であることがわかります。
つまりお金持ちになるためには起業し、その会社が成長すればよいということになります。
しかしながら起業すればだれでもが大成功するわけではありません。
起業に失敗した人も数多くいるはずです。
自分でできないのであればビリオネア達の事業の成果を得ることができる金融商品などを上手に活用することを検討してもよいかもしれませんね。
自分の場合はどのような商品が向いているのかなど気になる方は遠慮なくお問合せください。
今月号は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。