格安SIM・スマホ代の節約【2026年最新版】乗り換えで月5,000円削減する方法をFPが解説

格安SIMへの乗り換えで月5,000円削減する方法を解説するイメージ。大手キャリアと格安SIM(ahamo・LINEMO・povo・楽天モバイル)の料金比較と、節約額をNISAに30年運用すると約416万円になる試算を図解。

月5,000円の節約。年間6万円。30年続けば180万円。それをNISAで運用すると、5%なら約416万円。

スマホ代を見直すだけで、老後資金の一部ができる計算だ。

「なんとなく払い続けている」人が一番損をしている。

橿原市のFP、金川です。通信費の見直しは「一度やれば毎月自動で節約が続く」固定費削減の王道だ。2026年版として最新情報を整理する。

格安SIMとは何か

ドコモ・au・ソフトバンクの回線を借りて、安く提供する事業者(MVNO)のSIMカードのこと。設備コストと店舗コストを削ることで料金を下げている。

サブブランドや大手オンライン専用プランは大手キャリアと遜色ない品質だ。一方、MVNO(IIJmioやmineoなど)は混雑時間帯に速度が低下することがある。自分の使い方に合うプランを選ぶことが大切だ。

2026年の通信費の選択肢

① サブブランド・大手格安プラン(おすすめ度:高)

品質と価格のバランスがよく、乗り換えのハードルも低い。

  • ahamo(ドコモ):20GBで月2,970円
  • LINEMO(ソフトバンク):3GBで月990円〜
  • povo(au):基本料0円+トッピング型
  • 楽天モバイル:3GBまで月1,078円〜、無制限で月3,278円

※料金は2026年6月時点の参考値。変動あり。

② MVNO格安SIM(おすすめ度:中〜高)

IIJmio・mineo・イオンモバイルなど。さらに安いプランもあるが、混雑時間帯に速度が落ちることがある。

  • 月500〜1,500円程度のプランあり
  • 音声通話込みで月1,000〜2,000円前後が目安

③ 大手キャリアのメインプラン(現状維持)

ドコモ・au・ソフトバンクのメインプランは月6,000〜10,000円以上。サブブランドと比べて2〜3倍の差がある。

乗り換えで削減できる金額の目安

現在の状況乗り換え後のイメージ月の削減額
大手キャリア月8,000円サブブランド月2,000〜3,000円約5,000〜6,000円
夫婦2人で月16,000円2人でサブブランド計月5,000円約11,000円
家族4人で月28,000円4人でサブブランド計月8,000円約20,000円

年換算で6〜24万円の節約になる。

節約額をNISAに回したら何年後にいくらになるか

「節約した」で終わらせる人と「運用に回す」まで設計する人では、10〜30年後の手元資金が大きく変わる。利回り5%で試算した。

月の節約額10年後20年後30年後
月3,000円約47万円約123万円約250万円
月5,000円約78万円約205万円約416万円
月10,000円約155万円約411万円約832万円

家族4人で月2万円浮かせてNISAに30年回せば、800万円超になり得る。スマホの契約を変えるだけで、老後資金の柱が一本立つ計算だ。

※上記はあくまで試算。実際の運用成果は保証されない。

FP相談で見えた「格安SIMあるある」

1,000件以上の家計相談をしていると、通信費まわりで同じパターンが繰り返し出てくる。

あるある① 「変えようと思ってもう3年」

乗り換えを検討したまま大手キャリアを使い続けている人は多い。その3年間で失った節約額は月5,000円×36ヶ月=18万円。手続きは最短1〜2時間で終わる。

あるある② 格安SIMに変えたのに節約できていない

乗り換えたにもかかわらず「あまり安くならなかった」という相談が意外と多い。原因のほとんどは以下のどれかだ。

  • 不要なオプションをそのまま引き継いでいる(通話かけ放題・端末保証など)
  • データ容量を過剰なプランにしている
  • 家族割・セット割を使いこなせていない

乗り換えたことに満足して、プランの中身を精査していないケースだ。

あるある③ 節約したお金が消えている

通信費を削減しても、その分がどこかの支出に吸収されて家計が変わっていない。月5,000円浮いたなら、NISAの設定額を5,000円増やすところまでやって初めて「家計改善」になる。

大手キャリアを使い続ける人の特徴

格安SIMに変えない理由を聞くと、だいたいこの3つに集約される。

  • 面倒だから
  • よく分からないから
  • 今のままで困っていないから

これ、保険の見直しをしない人・住宅ローンを借り換えない人・NISAを始めない人と、まったく同じ構造だ。

「困っていない」は「損していない」ではない。気づかないまま毎月お金が出ていくのが固定費の怖さだ。固定費を動かせる人ほど、お金が残りやすい。FP相談をしていて、これは本当にそう感じる。

家族構成別・おすすめプランの考え方

単身・20〜30代

データ使用量が多い世代。ahamoの20GB(月2,970円)か楽天モバイルの無制限プラン(月3,278円)が現実的な選択肢。外出が多くWi-Fiに頼れない場合は大容量プランを選ぶ。

夫婦2人(子なし)

2人まとめてサブブランドに移行するだけで月1万円前後の削減になることが多い。家族割が使えるワイモバイル・UQモバイルも検討する価値がある。

子育て世代(子あり)

子どもにキッズ携帯やスマホを持たせている家庭は通信費が膨らみやすい。家族全員をまとめてサブブランドに移行するか、子どもはWi-Fi専用端末にしてSIM契約を持たせない選択もある。浮いた通信費を教育資金の積立に回すと家計設計としてきれいにまとまる。

50〜60代・シニア層

「操作が不安」という理由で大手キャリアのままにしているケースが多い。UQモバイルはauショップで対面サポートが受けられるため、この層には乗り換えやすい選択肢だ。

格安SIMに向いている人・注意が必要な人

向いている人

  • 自宅・職場にWi-Fiがあり、外出時のデータ使用量が10GB以下程度
  • 通話はLINE電話中心で、キャリア通話をほとんど使わない
  • オンライン手続きに抵抗がない

注意が必要な人

  • 毎月30GB以上使う(→ 楽天モバイル無制限が有力候補)
  • 通話が多い(→ かけ放題オプションの有無を確認)
  • キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)を仕事で使っている

乗り換えの手順(概要)

  1. 現在のデータ使用量・通話時間を確認する(スマホの設定画面またはキャリアのマイページ)
  2. MNP予約番号を現在のキャリアで取得する
  3. 新しい事業者でSIMを申し込む(オンラインで完結することが多い)
  4. SIMカードまたはeSIMが届いたら設定する
  5. 必要であればメールアドレス変更を関係者に連絡する
  6. 浮いた金額分、NISAの積立設定を増やす

6番目まで書いたのはわざとだ。5番で終わる人がほとんどだが、6番までやって初めて家計が変わる。

よくある質問(Q&A)

Q. 格安SIMは人が多い場所でつながりにくい?

A. ライブ会場やスポーツ観戦、花火大会など人が集中する場所では、大手キャリアでも通信速度が低下することがある。MVNOは混雑時間帯や大規模イベント時に影響を受けやすい傾向があるのは事実だ。一方、ahamo・LINEMO・povo・楽天モバイルなどのオンライン専用プランやサブブランドは、比較的安定した通信品質を維持しているケースが多い。通信品質と料金のバランスを考えて、自分の使い方に合うプランを選ぶことが大切だ。

Q. 乗り換えの違約金は?

A. 2024年以降、大手キャリアの契約解除料は原則廃止または大幅に引き下げられている。ただし端末の分割払いが残っている場合は残債の一括払いが必要になるケースがある。事前に確認する。

Q. キャリアメールはどうなる?

A. 乗り換えると@docomo.ne.jpなどのキャリアメールは原則使えなくなる。ドコモ・au・ソフトバンクは有料でキャリアメールを継続できるサービスを提供している。仕事でキャリアメールを使っている場合は乗り換え前に確認する。

Q. 親や高齢の家族の分も変えられる?

A. 本人確認が必要なため、本人が手続きする必要がある。UQモバイルやワイモバイルはショップで対面サポートが受けられるため、シニア層でも乗り換えやすい。

Q. 格安SIMにしたらポイントはどうなる?

A. 楽天モバイルなら楽天ポイント、ahamoならdポイントと連携できる。普段使うポイント経済圏と紐づくサービスを選ぶと合理的だ。

まとめ

  • 大手キャリアから乗り換えで月3,000〜6,000円削減が現実的
  • 家族4人でまとめて移行すると月2万円削減も視野に入る
  • 節約額をNISAに30年回すと800万円超になり得る
  • 「変えようと思ってもう数年」という人が一番損をしている
  • 固定費を動かせる人ほど、お金が残りやすい
  • 乗り換えただけで終わらず、浮いた分の使い道まで設計する

手続きにかかる時間は1〜2時間。その時間を惜しんで毎月5,000円を払い続けるのか、一度動いて毎月5,000円を手に入れるのか。答えは明確だ。

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かながわFP相談所(奈良県橿原市)は保険・NISA・住宅ローン・ライフプランを中立な立場でサポートする独立系FPです。橿原市・奈良市・大和高田市・桜井市など奈良県全域+全国オンライン対応。

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かながわFP相談所

この記事を書いた人

かながわFP相談所

AFP2級FP技能士宅地建物取引士二種証券外務員

奈良県橿原市の独立系FP。外資系生保・乗合代理店・不動産会社での実務を経て独立。特定の保険会社・金融機関に属さない中立的な立場から、保険見直し・NISA・住宅ローン・ライフプランニングなど家計全般のご相談に対応。IFAとして資産運用アドバイスも行っています。

奈良・橿原でFPとして活動を始めて8年。2025年に二度の手術を経験し、病室で痛感したことがあります。人は心身が揺らいだ瞬間、どれほど知識があっても正しい判断ができなくなるという現実です。数字の正解より、迷った瞬間に隣で一緒に地図を広げる存在でありたい。

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