Pocket


世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルスですが、日本でも15,374人もの方が感染されています。(5/6現在)
抵抗力が強く発症していない方を含めると、身近にコロナウィルスが潜んでいると言っても過言ではなさそうです。

そんな状況なので、万が一自分が新型コロナに感染して発病してしまったら…?
入院して完治するのか?、仕事はどうする?お金はどうする?など不安で仕方ありません。

今回は、もし新型コロナに罹って入院した時のお金の事を考えていきます。

もし新型コロナに罹って入院したら…?必要なお金は?

万が一新型コロナに感染し、入院した場合それに対する医療費などの金銭的負担が気になるところです。
でも実際は、通所の疾病と違い新型コロナについては『指定感染症』と政府に認定されているため、治療に係る費用は公費負担となり個人負担はありません。
もっと掘り下げると、通常であれば医療にかかわる費用は健康保険が適応され、その加入者は医療費の3割を負担することになります。
その3割負担分を公費で支払うことになるわけですね。

余談ですが、一般的な疾病で入院した際、食の食費は自己負担なのですが、『指定感染症』の場合は食費も公費で賄われます。

また、軽症者はホテルや自宅で療養する指示が出されるケースがあります。
こちらも、医師の指示というエビデンスがあれば入院したものと同じケースと判断され自己負担はなくなります。

このことから、新型コロナに罹患した場合でも医療費の自己負担がなく、金銭的な心配はしなくても大丈夫です。

新型コロナで仕事を休むことになった場合

支払うお金の心配はない事がわかりました。
一方、入ってくるお金(収入)が減ることについて考えます。

サラリーマンの場合、健康保険から傷病手当金が支給され、病気やケガで休業し給料がない時に、給料の2/3の金額を最大で1年6ヵ月間受け取ることができます。
詳細はコチラから。
また、有給休暇を使用すればその日数分の給与を得ることができます。

一方、個人事業主の場合は、サラリーマンが利用できるどちらの制度もなく、休んだ分の収入減は覚悟しなければなりません。

新型コロナでも生命保険は受け取れる

もし新型コロナで入院した場合、民間の医療保険に加入していれば他の疾病と同じく、加入している保険の条件さえ合えば支払われます。
もちろん、死亡した場合でも死亡保険に加入していれば支払われる事になります。
詳しく見ていきます。

死亡保険

生命保険
終身保険、定期保険、収入保障保険など死亡した場合に給付される死亡保険は、新型コロナに罹患し死亡した場合、疾病による死亡に含まれるため”死亡保険金”が支払われることになります。
もちろん、新型コロナウィルスによる死亡でなくても、死亡した場合に支払われるのが死亡保険です。(自殺などのぞく)

医療保険

医療保険
医療保険の場合、医師の判断で入院した場合にや手術を受けた場合に、入院給付金が入院給付金、または手術給付金が支払われます。

これは病名に関わらず支払われるものですから、新型コロナウイルス罹患の疑いで入院した場合でも給付されます。入院の結果新型コロナウィルスに罹患していなくても(陰性)入院の事実に対して支払われる事になります。

もっとも、新型コロナウィルスに罹患しても手術をするケースは少ないので、手術給付金が支払われるのはレアケースではないでしょうか。

就業不能保険

就業不能保険も医療保険と同じで、就業不能状態が一定期間続けば支払い対象となるため、新型コロナウィルスの罹患に関わる保険金が支払われます。

ただし、各保険会社が定めた就業不能期間(例:60日180日など)以内に回復することが多いので、給付されるケースは少ないかもしれませんね。

がん保険

がん保険は名前の通り、がんに罹患した場合に給付される保険です。
新型コロナウィルスに罹患して入院した場合、がん保険に入院特約が付いていた場合でも、支払い対象外となりますので注意が必要です。

傷害保険

傷害保険は損害保険の分野ですが、傷害状態になった場合に給付される保険です。
傷害状態とは、ケガをしたことを指し、新型コロナウィルスに罹患した場合は、疾病状態とされますので、給付されません。
ケガの保険なので病気の面倒は見ませんという事ですね。

まとめ

新型コロナウイルスに関するお金について見てきました。
このことから、サラリーマンが新型コロナに感染しても金銭的な負担は限定的だと言えます。
一方、個人事業主に関しては休業の補償がない限り厳しい状況に追い込まれる事になります。
民間の医療保険や所得補償保険などで準備していれば、いくらかはカバーできることになります。

国の制度や生命保険の活用で、金銭的なマイナスは多少はカバーできます。
その事を知ってるか知らないかで、その後の暮らしに大きな差が出ます。
日ごろからの情報収集が大切だと痛感しますね。

一日も早い収束を願うばかりです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
Pocket